2021年3月26日(金)

昨日は37歳の誕生日だった。そして今日は仕事休み。大学院の修了式があるからだ。朝はいつもより少しだけゆっくり布団に入っていた。

昨夜が少し寒かったからか、布団一枚だけの睡眠はよくなかった。頭に少しダルさを感じながら、味噌汁と納豆ご飯を食べ、歯磨きして着替えた。昨夜、クローゼットから引っ張り出しておいたスーツと、随分前に大学の先輩からもらったネクタイだ。

8時半少し前に、獅子舞が来た。毎年このくらいに来ているようだが、いつもは、仕事があるから遇うことができなかった。今日がこの日になったのも、これもご縁だと思い、獅子舞を見てから式に行くことにした。獅子舞は、丁寧に舞ってくれた。家族みんな、頭を噛んでもらった。隣に住む、兄の奥さんと甥と姪も噛んでもらった。いい朝だと思った。

修了式では、修了生を代表して学位記を受け取る役だったから、開式の40分前には会場入りしなければならなかった。途中、事故があったり道路工事があったりで、ヒヤヒヤしたが、ギリギリ、リハーサルに間に合った。

2年間の大学院生活で唯一言葉を交わした、留学生の金さんと、久しぶりに会って話すことができた。彼女は、中国には帰らず、来週から東京で働き始めるそうだ。心から活躍を祈った。

式は30分と短かった。新型コロナのために内容を簡略なものにしたらしい。家族も会場には入れなかった。別の大学だが、私の学部時代を思い起こすと、部活の後輩からの祝福や、卒業記念パーティーなど、とても賑やかだった。たまたまこのような時代に、社会人として大学院で学ぶ機会を得たが、本当に特別な時に巡り合ったものだと思った。

しかし、何はともあれ、こうして2年間の大学院生活に終止符は打たれた。会場からの帰り、運転しながら、少し感傷的な気分に浸っていたように思う。自分に、お疲れ様と言って労いたい。

午後は、せっかくの休みを有意義に使おうと、免許の更新に行った。式場から直行しようと考えていたが、思ったよりも時間があったので、一旦家に帰って昼食を取ってから出直すこととした。免許センターでは、たまたま同じ職場の人も来ていた。少し会話した。大学院の修了について、おめでとうと言ってくれた。この人はいつも私を気にかけてくれている。こうして今日会えたのも、やはりご縁なのだろう。彼女は、更新が終わったら職場に行くと言っていた。今日が新年度からの所属の内示日で、気になるようだ。あなたはいいのと聞かれたので、「はい」と答えたら、すごいねーと感心された。

家に帰ったら、ものすごく眠たくなったので、ホットカーペットの上で昼寝した。起きたら夕方で、相撲を少し見た。それから両親と、早めの晩御飯をとった。

19時半過ぎに、大学院の指導教官から心のこもったメールが届いていた。良い師に恵まれたと思った。

風呂からあがって、NHKを少し視て、それから楽しみにしていた「俺の家の話」の最終話を観た。ものすごく良かった。ドラマを1話からすべて通して見たのは、「八重の桜」以来2つ目となった。ものすごい作品に触れたと思った。この感想は、稿を改めて考察してみたい。

それからNHK「ニュースきょう一日」を見た。こちらも今日が最終回だった。

結果として、今日は、朝からとても感慨深い一日となった。