箱根駅伝を視ながら朝ごはんを食べたあと歯磨きをして、風呂掃除から部屋に戻ると、帰省中の妹家族が買い物に出かけたあとだった。天気がいいから室内に干された洗濯物は外に出されていた。両親が福袋を見てくると言って出かけていった。

近くの小さな神社にお参りに行った。今日は、朝から青空が広がっている。大雪の名残がそこかしこに積もっているが、道路はあいている。

二階の部屋の窓を久しぶりに開けた。屋根にも雪が残っている。しかし、空気は乾いており、風はない。窓を開けたままでも、背中に日差しを受けていれば寒くはない。布団を上げ、床に積まれた本のあいだをぬって、年末にできなかった掃除機をかけた。

久しぶりに自分以外には誰もいない家の二階の、自分の部屋で静かに過ごしている。

雪解けの水が滴る音が聞こえる。どこかで誰かが、雪かきのスコップを使う音が聞こえる。ときどき家の前を歩く人の声が聞こえる。正月二日目の昼間は穏やかだ。

この部屋には大量の本が積んである。中には読んでいない本もたくさんある。高校生の時から読んでいた文庫本。お金を稼ぐようになってから大人買いした全集のたぐい。修士論文を作成する過程で買った研究書。これまで興味が赴くまま放っておいたら、こんなに増えた。

ほとんどが、今すぐ読めないことをわかっていても、人生かけて読むつもりで購入した本だ。

今、自分が読むべき本は、過去の自分が知っていた。過去の自分が、今の自分、そして未来の自分のために準備してくれた本たち。これからの人生で、共に歩める本がこんなにあることが嬉しい。

 

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と、正月にはいつも思うことだが、今年は積ん読ばかりではなく、ちゃんと読んでいかなければ。このままでは読まない本で狭い部屋が埋もれてしまう。

すでに布団を敷く場所にも困り、掃除機も十分にかけられないではないか。