恋せぬふたり③

今日は少し喉が痛く、頭も重たい。休み明けの月曜日なのに少し体調が優れない。

だから夕食後には黒にんにく食べて、風呂入る前に黒酢飲んで、しっかり湯船に浸かってあったまった。そして22時45分、こたつに入ってテレビをつけた。今日は一週間楽しみにしていた「恋せぬふたり」の日だった。

 

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私は、このドラマを直接伝えようとされる言葉のメッセージよりも、何気なさそうに画面の中に存在している言葉や物を通して、より観ていきたいと思った。

以下は観た直後のメモで、文章の体をなさないけれども、忘れないように書いておく。なお、見逃し配信は観ないようにしているから、細部には記憶違いもあると思う。

 

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  • 咲子は祖母が使っていた部屋に住むことになった。羽は、咲子に、祖母の死以来喪失していた誰かに守られる感覚を与えられた。
  • カニ鍋は、食べられなかった。カニ鍋は、皆を一緒にさせることができなかった。カニ鍋は、男性は台所にいるべきではないと考えるさくらが一人で準備した。
  • うどんは、咲子と羽を一緒にさせた。羽がうどんを手打ちで作ることもあれば、咲子がカップ麺のうどんを買ってくることもあった。羽も、カップ麺を拒まなかった。
  • みのり夫婦は、子供を預けて来た。積もる話をしたかったから。(そこに子供は邪魔だった)。羽は、親と縁を切っていた。その話を皆にした。
  • みのりと博実は、言葉にある意味で気を使っていた
    みのり-妊娠-「これから普通に幸せになればいい」
    博実-ひげ-「恋愛とかしなくてもいい。でも帰って来なさい」
  • さくらと咲子は、言葉に気を使っていなかった
    さくら-納得ができない
    咲子-感情の爆発
  • さくらと咲子は、髪型も同じでとても似ている。
  • みのりは髪が長くて妊婦である。博実はヒゲを生やしている。
  • 羽が、ことさら家事全般を良く行うように描かれるのはなぜか。
  • 咲子は、異性からなぜこんなにもモテるのか。
  • 「「子供をつくる」と「セックスをする」は同じことを指すのに、なぜ、一方は言葉を発することが許されてもう一方は言葉に発することが許されないのか。」なぜ、さくらやみのりという、どちらかというとロマンティック・セクシュアルを明白に意識する人が咲子のその指摘に強く反応したのか。
  • 「「家族」という言葉を「味方」に変換する。」
    なぜ、「味方」ではダメなのか。「家族」って、そこに属する者を「守る」ものだと思っていた。でも、このドラマでは、「家族」はそのようなものではない。「守る」とは。
  • 「家族」は、一つの居間を、一つの鍋を共有する。そこには、居心地の良いことも、居心地の悪いこともある。
  • 羽と咲子が同居する家では、それぞれの部屋が登場する。一つの居間、一つの鍋じゃないといけない、という関係ではない?城とは。