2015-01-01から1年間の記事一覧

自分の声に耳を澄ます。 それは、村上さんの言う「うなぎ」のような、三人目の存在の声だと思う。

イチロー選手と、村上春樹さんは、なんとなくだけと、似ている気がする。

大きく息を吸って、胸にいっぱいの空気を溜めて、水に潜る。 向うのプールサイドを目指して、懸命に足を動かす。 昨日よりも、今日。 今日よりも、明日。 少しずつでも、距離を伸ばしていけば、いつかきっと、息継ぎなしで向うの壁にタッチできる。とにかく…

自分の声に耳を澄ますことから、書き紡ぐことは、始まるのではないだろうか。

太宰治は、27歳で『晩年』を出した。 村上春樹は、29歳で『風の歌を聴け』を出した。 私は、今年31歳になる。

朝、母から言われ、車で20分の隣市に住む祖父母を病院に送った。 二人の診察が終わるまでの間、待合室で本を読んでいた。 偶然、職場の上司と会った。その人は、高齢の父親に付き添ってきていて、ちょうど診察室から出てきたところだった。 私達は軽く会釈し…

能を観なくなって三年ほど経つ。 この間、多くの訃報に接した。その度に、あの人の舞台を観ておきたかった、だとか、あの人の舞台をもう一度観たかった、だとか、あの舞台を観ておくべきだった、といった思いが胸を過ぎていった、それでも、その瞬間の次から…

仕事から帰ってきて、祖母と母と夕食をとる。 ここに何の不足があるというのだろう。 しかし拭い去れない焦燥感。 間もなく31歳になろうとしている私は、今何ができているのだろう。

兄に子が生まれた。 二人目の子は女の子だった。

私は昨年30歳になった。 30歳になる随分前から、30歳になれば何かできているのだろうなと、将来の自分を思い描いて生きていた。しかし、さあなってみると、何もできていない自分がいた。 そして今、30歳になった誕生日から、もうすぐ1年が経とうとしている。…

仕事のある日の朝だと、起きた時から吐き気がする。朝ごはんを食べて、歯磨きをしても、吐き気がする。自動車で職場につくまでの間に、いつの間にか、吐き気は収まっている。いつものことだ。

朝、目を覚ましても、目をあけるまでに時間がかかる。しかも、起き上がるまでにも時間が必要だ。冬の朝のはじまりは、たっぷりと三段階が必要だ。

何があったか。 どんなことを考えたか。・・・ ではなく、私は物語を語ることができるのか。 語っていきたいと思う。 これから、語っていこうと思う。

注文していた、阿閉良造さんの「ふる里長浜いろいろ」が届いた。 また一冊、宝物の本ができた。 これからの人生で、折にふれ、大切に本を開いていきたいと思う。

仕事のことは、仕事の時に考える。 プライベートと仕事を分ける「努力」をしている。 3日の部活の同窓会で、先輩が言っていた。

二十代後半、頑張ることができなかった。 自分に甘かった。 今年、三十一才になる。 もう、言い逃れできない。 人と違ったことしようと思ったら、人が頑張れないときに、頑張らないといけない。

私のいけない点。 安易に、長い目で物事を考えてしまい、(長い目でみることに逃れてしまい)、結局、日々の変化や、達成がないこと。 短期的なのと長期的なのとの、バランスが大事ということを思った。

雪がつもった。 朝早くから、通りから、雪かきする音が聞こえる。みんな、競争みたいにする。 こういう町に住んでいて、良かった。 私も、スコップ持って、雪かきに参加した。朝ごはんまでの間に。

今、読むべき本は、過去の自分が知っていた。